災害とメンタルケア

こんにちは、二日市院長の岩田です。

 

6月18日に大阪府北部で最大震度6弱の地震がありました。

以前勤めていていた阪南病院は大阪で

大阪に友人がいるのですが、

幸い、何とか無事で過ごしているようです。

ただ、一部の友人は、余震などの不安もあり、

いつでも避難できるように準備して寝る状況の友人もいます。

 

6月20日夕方頃より大雨が降る様子です。

2次災害が起こらないよう無事を祈るばかりです。

 

このような危機的状況に陥ると、

人間は急性のストレス反応を起こし

不眠や不安、過敏さ、無力感が出現します。

 

大部分は一過性のものとなることが多いのですが、

症状が1か月以上持続し、一部の方は、

心的外傷後ストレス障害(以下、PTSD)に進展される方もおられます。

 

PTSDとは、危機的状況での体験が、

何らかの契機で、走馬燈のように思い出されて、

心理的、身体的な苦痛を再体験(フラッシュバック)しまったり、

恐怖体験の再現で、急に意識を失ったり、一時的に記憶がとんでしまう(解離症状)

などの症状を起こす障害です。

 

PTSDとなる段階の一歩手前の対応の重要で、

大規模な災害時には、災害派遣精神医療チーム(DPAT)が

被災地に派遣され、被災地での精神疾患のある患者さんの対応や

被災者の方のメンタル面でのサポート、PTSDの予防に努めます。

 

東日本大震災において、精神科医を中心として派遣された「こころのケアチーム」の

活動実績が認められ、国(厚生労働省)よりDPATが発足したといわれています。

災害時は、救援物資や身体の治療が優先され、

どうしても心のケアは、後回しにされがちですが、

最近は同時並行で心のケアをしていくことの重要性が

認知されるようになりました。

 

大阪府北部での被害が最小限で、

みなさん、ご無事に過ごせることを祈っています。

 

 

 

 

2018年06月22日