おはようございます。
二日市院長の岩田です。
雨がだんだん激しくなってきていますね。
平成30年6月3日の昼目より
台風7号が九州北部に近づいていますね。
大雨、暴風になる恐れがあるようですので、
皆さん、外出の際は、お気を付けください。
急激な気圧の変化で、
頭痛、首の痛み、関節痛、神経痛、古傷の痛みなどの痛みの他に
めまい、耳鳴り、気管支喘息、抑うつ気分、不安感などの症状が
出現したり、増悪することがあります。
天気と体調には、関連していることがわかっており、
「気象病」と呼ばれています。
実は、僕も、ここ最近、首から肩までのが痛かったり、
頭の重い症状が続いて、悩まされています(汗)。
愛知医科大学病院の痛みセンターでは気象病外来/天気痛外来というものがあり、
気象病専門の先生が診療されておられます。
専門の先生がおられるくらい、気象病に悩まられる方は、
自分が「気象病」と認知していないだけで、
実は、たくさんおられるようです
気圧が変化すると、ヒトは気圧の変化を「ストレス」と感じて
その「ストレス」に対応するために、「自律神経」を活性化します。
自立神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
「交感神経」は、身体を「興奮」させる方向に働き、
心拍数を上げたり、血管を収縮させたりします。
「副交感神経」は、身体を「リラックス」させる方向に働き、
心拍数を下げたり、血管を広げたりします。
気圧の変化に応じて、自律神経が活性化するのですが、
この「交感神経」と、「副交感神経」のバランスが乱れてしまうと、
体調を崩し、この「自律神経の乱れ」が
「気象病」の原因と考えられています。
特に症状が出やすい季節は、
低気圧が定期的に通過する春や秋、
梅雨や台風(秋頃)の時期といわれいます。
気象病の予防策としては、
基本的に自律神経を整える生活リズムが大切といわれています。
例えば、朝は同じ時間に起きて、食事もとったり、
適度な運動をしたりと、規則正しい生活が
自律神経を整えるのによいとされています。
また、気象病になりやすい方は、
「内耳」という聴覚や平衡覚に関与する器官が
「過敏に」なっていたり、
耳の血流が悪い傾向があるといわれており、
耳の血流を改善するマッサージをすると
予防によいともいわれています。
また、気圧の変化で、
自分が「体調を崩しやすい体質である。」と
認識して、体調不良に備えることも
予防効果に役立ちます。